~借入をしている人は要注意かもしれません~
こんにちは、Re:おじです。
先日、日経新聞で「財務省が2027年度予算の概算要求で国債費を過去最大の約36兆円とし、想定金利を3.8%で調整している」という記事を目にしました。背景には長期金利の上昇があり、国債の利払い費増加への備えがあるようです。
この記事を読んで、私は真っ先に住宅ローンのことを思い浮かべました。
もちろん、今回の「想定金利3.8%」という数字は、財務省が予算を作る際の前提となる“見積もりの金利”であり、「住宅ローン金利が3.8%になる」という意味ではありません。
ただし、国が予算を作るうえで「金利は上がる方向」と見ていることは、今後の金利動向を考えるうえで無視できないニュースだと感じました。
金利上昇は国だけの問題ではない
ニュースだけを見ると「国債費が増えるんだな」「国の財政も大変だな」で終わってしまうかもしれません。
しかし、金利上昇の影響は国だけではありません。 私たちの身近な家計にも直結します。
例えば、
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 教育ローン
- 奨学金
- 事業資金の借入
など、借入金がある人にとって金利の動きは非常に重要です。
借入額が大きければ大きいほど、わずかな金利上昇でも総返済額は大きく変わります。

わずか1年で金利は約1.2ポイント上昇しています。住宅ローンや奨学金、事業資金など借入をしている人にとっては、今後の金利動向を注視する必要がありそうです。
■ 具体例:3000万円の住宅ローンの場合
ざっくりですが、以下のような違いが出ます。
- 金利1.0% → 総返済 約3,200万円
- 金利2.0% → 総返済 約3,500万円
金利が1%上がるだけで、約300万円の差が生まれます。
今までの低金利時代ではあまり意識されませんでしたが、これからは借入をしている人ほど金利動向を気にする必要がある時代になるのかもしれません。
「金利のある世界」が戻ってきた
私が社会人になった頃は、今ほど極端な低金利ではありませんでした。その後、日本は長期間にわたり低金利政策が続き、住宅ローンも低金利が当たり前になりました。
しかし最近は状況が変わりつつあります。
長期国債の利回りは上昇傾向にあり、財務省も予算作成の前提となる想定金利を引き上げています。
もちろん将来の金利を正確に予想することはできません。 ですが少なくとも、
「これから先もずっと超低金利が続く」
と考えるのは少し危険ではないかと思います。
FPの勉強を始めてから、ニュースの見え方が変わりました。 以前なら単なる経済ニュースとして流していた記事も、
- 「これって住宅ローンに影響するのでは?」
- 「企業の借入コストは増えるのでは?」
- 「家計にはどう影響するのだろう?」
という視点で見るようになりました。
FPの学習は試験合格だけでなく、世の中のニュースを理解する力にもつながると感じています。
奨学金を利用している人も確認しておきたい
住宅ローンほど話題にはなりませんが、奨学金も金利の影響を受ける場合があります。
そのため、
- どの種類の奨学金を利用しているのか
- 固定金利なのか変動金利なのか
- 現在の返済条件はどうなっているのか
このあたりを一度確認しておくと安心です。
特にこれから借入を検討している方は、借入額だけでなく将来の返済負担についても考えておく必要があります。
借りる人だけでなく、貯める人にも影響
金利上昇には悪い面ばかりではありません。
- 預金金利が上昇すれば、今までほとんど利息が付かなかった預金にも変化が出る
- 債券運用の環境改善につながる可能性がある
など、借りる人には逆風ですが、預金や運用を行う人にとっては追い風になる側面もあります。
大切なのは「金利が上がるか下がるか」を予想することではなく、 自分の家計や資産形成にどのような影響があるのかを理解することだと思います。
まとめ:金利上昇リスクを軽視しない
財務省の想定金利3.8%というニュースを見て、私は「まだまだ金利上昇リスクを意識する必要がある」と感じました。
もちろん将来の金利は誰にも分かりません。
しかし、住宅ローンや奨学金、各種ローンなどの借入がある人は、今まで以上に金利動向へ目を向ける必要があるのではないでしょうか。
私自身もFPを学びながら、今後の金利動向には注目していきたいと思います。
最後に:読者への一言
今回のニュースをきっかけに、 「自分の借入条件を一度確認してみる」 という小さな行動を取るだけでも、家計のリスク管理は大きく前進します。
あなたは今回の「想定金利3.8%」というニュースを見て、どのように感じましたか。

